金沢では旧暦の桃の節句までお雛様を飾る風習があり、
まつさきでも4月3日まで展示しております。 お雛様と一緒に『ちりめん細工のお飾り』が華やかに飾られ、毎年お客様に喜ばれております。
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お雛様は大正7年に生まれた五代目の姉が、母の実家(粟津温泉のとや)から頂いたものです。
一緒に飾ってある玩具や様々な人形は、
9人兄弟だった先代の6人の姉妹のもので、
大正から昭和20年頃のものと思われます。
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ちりめん細工のつるし雛は、「ちくちくお針クラブ」様が制作されたものです。
※「吊るし雛」とは、3月3日のお雛祭りの時、お雛様の脇にお人形を吊るす風習です。江戸時代から伝わる習わしで、祖母や母が子供の幸せと健やかな成長を祈り一針一針丁寧に縫いあげた、日本古来の伝統文化です。